「 時がつむぐ物語。。。。。。 ホクレアとヒキアナリア 」

 

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レムリアの記憶を宿したクリスタルたちに囲まれながら、
春の空を見上げる。

 

 

2月、私がベッドの中で夢の世界にいる頃に、
ようやく東の空から昇ってきていたホクレアは、
少しずつ、姿を見せる時間が早まり、
もう夕方には、太陽の光の中に溶けながら、水平線の向こうにいる。

 

 

昔から、この季節の夕暮れ時が大好きだ。

 

 

素足で草の上を歩き、森を渡る風に吹かれ、
春の花々がつくり出す、えもいわれぬ美しい香りを呼吸して、
私は、ただただ、この世界の素晴らしさにひたる。

 

 

太陽が沈み、鳥たちが寝床に帰り、
昼間とはまた違う、碧く透き通った静寂のヴェールが森を包む頃、
星たちの時間がはじまる。

 

 

夕焼け色のホクレア。

 

 

そして、青白くきらめくヒキアナリア。

 

 

私が愛してやまない、2つの星。

 

 

この星たちを見ていると、いつも思い出すことがある。

 

 

夜空の星は、昔から、ずっとそこにいて、変わらないように見えるけれど、
実は、そうではない。

 

 

ホクレア(アークトゥルス)は、ヒキアナリア(スピカ)の方向に向かって、
1秒間に140キロメートルという速さで移動している。

 

 

およそ5万年後、
ホクレアは、ヒキアナリアのすぐ隣にまでやってきて、
2つの星は、仲良く並んで夜空に輝くことになる。

 

 

時という贈り物が、今は離れている2つの星を近づけるのだ。

 

 

私たちは、生まれる前に、すべての記憶を置いてくる。

 

 

それでも、自分にとって、大切な何かに触れた時、
魂は、そっとそれを教えてくれる。

 

 

5万年後、あなたは、どこで、何をしているのだろう。

 

 

もしかしたら、また地球に生まれ変わって、
ぴったりと寄り添い合って輝く2つの星を眺めているかもしれない。

 

 

そして、あなたの愛する誰かも、
同じように、地球に転生しているかもしれない。

 

 

2つの星を、その人と一緒に見上げた時、
あなたの胸には、言葉では言い表せないほどの懐かしさと愛しさがあふれる。

 

 

その時、ふたりは、

5万年という、気の遠くなるような時がつむいだ物語を、
満天の星空の下で、ともに分かち合うのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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